スタッフブログ

ごすけの山小屋

こんにちは。
今朝の中国新聞の折り込み広告にドゥクラフト土肥家具の広告が入りました。
 
右側にお客様の古民家をリフォームした際の物語が綴られています。
 
 
 
 
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この案件はとても印象に残っています。
ちょっと良い文章なのでお読みくださいね。
 
 
 
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ごすけの山小屋

 
呉市の仁方にある大懸山(おおかけやま)には五助という猟師とウワバミが戦ったという民話が伝わっています。
1981年にアニメ「まんが日本昔ばなし」で放映されたので、子供のころに視たという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
そんな大懸山を望む築60年以上の賃貸住宅をリノベーションさせていただきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しばらく空き家になっていたのでかなり痛んでおり、解体も考えたというこの物件、使えるなら現役引退後の遊び場にしたいとご相談いただきました。
 
古民家でいちばん困るのがある程度解体しないと痛みの度合いがわからないことです。
工事を始めてから追加工事が発生し、予想よりはるかにお金がかかってしまうことがよくあります。
そこで、調査のための必要最低限の解体工事の契約をさせていただき、それをもとにお見積もりを行うことにしました。
もし、痛みがひどいようなら解体することも選択肢に入れる提案です。
 
痛みのひどい部分を解体して具合を確認したところ、躯体は丈夫、リノベーションができることがわかりました。
天井裏には太い梁があり、かなりのポテンシャルです。
古民家の魅力を十分に引き出すため、時間と手間を十分にかけるという方針のもと、まずは、土間にコンクリートを打設、一年間乾燥させて翌年から本格的な工事にかかりました。
 
 
 
 
 
 
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内装は、特徴的な太い梁を見せるため、天井を無くして小屋組を見せるようにしました。
遊び場として使いやすいように、床の半分近くは土間にしました。小上がりの部分は”室内にある縁側”のように大人数で腰掛けることもできます。
 
 
 
 
 
 
 
 
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独特の雰囲気を見せる壁の色はターコイズブルー。担当した女性デザイナーの感性です。
出来上がってみると建物の雰囲気と相まって「藍色」と言った方がしっくりくる仕上がりになりました。
玄関近くの天井まである本棚は、別の古民家を解体した古材を使って作りつけています。お友達からいただいたというテーブルや椅子、ピアノとともに、もう何十年もそこにあったかのように部屋に馴染んでいます。
 
 
 
 
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昔話にちなんで「ごすけの山小屋」と名付けられたこの古民家、今ではゆっくりと週末を過ごしたり、お友達を招いて食事をしたりと、豊かな時間を過ごす場になっています。
また最近では、「ごすけの山小屋」を会場に、地域のシニアが集まって食事をするイベント「家くらカフェ」やマルシェなども開催されており、地域の魅力を高める拠点にもなっています。
 
 
 
 
 
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ちなみにうわばみとはニシキヘビのような、大きなへび。おろちのことです。
「まんが日本昔ばなし」は子供の頃は観ていましたが。地元の昔話が紹介されていたなんて知りませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
◆大懸山(おおかげ)のうわばみ    猟師と大蛇の真剣勝負         
 
放送日:1981年10月31日(昭和56年10月31日)
 
昔、広島の大懸山に、野鹿を狙う五助という猟師と年老いたウワバミがいて、いつも同じ獲物を取り合っていました。
今日もウワバミに野鹿を横取りされ、
五助は「いつか勝負しないといけなくなるから覚悟しろ!」と言いました。
 
するとその夜、五助の小屋にウワバミの化身という一人の男が現れました。
男は「本当に強い者は、勝負の前に自分の弱点を相手に知らせるという。それを伝えに来た」と言いました。五助は酒を酌み交わしながら「猟師の弱点は、火縄の火を消される事だ」と
正直に話しました。そして五助とウワバミは、七日七晩たった日を勝負の時としました。
 
いよいよ勝負の日、五助の前に姿を現したウワバミは、予想通り雨や風で火縄の火を消そうと攻めてきました。
銃を構える暇などなく嵐の中を必死に逃げ惑う五助は、どうにか桶の中に隠しておいた火縄をとりだし、岩の斜面の裂け目に身を潜めました。
 
裂け目の底で息を殺して待っていると、ウワバミがずるりずるりと岩の上を滑り降りてきました。ウワバミの弱点であるアゴの部分が五助の頭上を通過した瞬間、
構えていた銃でアゴを撃ち抜きました。ウワバミはずるずるとがけ下に落ち、五助もウワバミの毒に当てられたのか、何日もの間寝込んでしまいました。
 
やがて元気になった五助は、がけ下に白骨化したウワバミの骨を拾い集め、黒焼きにしてたくさんの薬を作りました。
この薬は痛み止めとしてよく効く薬として、里の人々にも分け与えたという事です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
#古民家
#古民家リフォーム
#リフォーム
#リノベーション
#日本昔ばなし
 

くれ仁方フェスティバル2025

呉市に昔からものづくりで栄えた「仁方・にがた」という町があります。瀬戸内海と山々に囲まれた自然豊かな場所です。
「やすり」は全国的に有名ですが、広島を代表する日本酒である「雨後の月」や「寶劔・ほうけん」も仁方で作られています。
いちご大福や季節のフルーツの入った大福が美味しい「壺屋」もあります。
 
 
 
 
 
 
 
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時代の移り変わりとともに栄えていたものづくり産業が陰りを見せ始め、廃業する企業の増加、松山(堀江)へのフェリーも廃止、
それに伴う人口減少に伴い町に活気が無くなってきたようです。(仁方に限った問題ではないですね・・・)
とはいえまだ産業も地元の伝統芸能も残っている町の伝統を次の世代に繋ぎ、ふたたび町に活気をとりもどすきっかけとして「お祭り」を企画されました。
となり町の川尻では「かわじり元気まつり」、安浦では「安浦ええとこ祭り」があるのに、仁方には独自のお祭りがありません。
お祭りをきっかけに地元の人が戻ってきたり、知らない人が遊びに来たり、仁方に人々が集うきっかけを作りたいと「くれ仁方フェスティバル2025」を企画されました。
 
 
 
 
 
 
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子供から大人までみんなで楽しめるステージ、屋台、体験コーナーなど多彩なプログラムがあり、花火と神楽の競演もあるとか。
このイベントは,呉市観光誘客イベント支援事業に選定され,8/8からクラウドファンディング型ふるさと納税が実施されています。
 
このクラウドファンディングでは、ふるさと納税と同様に、2,000円を超える寄付額は税金の控除を受けることができる(※個人からのみ受付いたします。)ため、
実質2,000円のご負担で応援することができます。
詳しくはページ最下部のURL「ふるさと納税型クラウドファンディングについて」をご確認ください。
 
 
 
 
ドゥクラフト土肥家具のお客様にも仁方の企業様がおられます。
このイベントが賑わいの復活のきっかけになると嬉しいですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
物販部 堀田あゆみ
 
 
 

安心して風が通せます

こんにちは。
 

新しいマンションにお伺いした時に、玄関のドアを開けておくと風の通りがとてもよくて驚きました。

中心街ではさすがに見ませんが郊外の住宅地だと、夏は玄関を網戸にして開けてますよね。

お客様が「ドアを開けておきたいけれど、やっぱり不用心だから一人の時は怖い」と仰るのを伺って営業に相談してみました。

一般的な網戸ドアですと風通しが良くて湿気・匂い・カビ対策ができたり、虫の侵入を防いでくれますが防犯性は低く網を切られるとアウトです。

でも今はアルミパンチングの通風スクリーンがあるそうです。堅牢な金属製の通風パネルなので通風と安全が両立できます。

 

 

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外から鍵も掛けられます。(とはいえ外出される方はいないと思いますが…ww)

カラーバリエーションもステンカラー、ホワイト、つや消しブロンズ、ブラックとあります。

玄関のドア内にすっきりと収まって勝手よく使って頂けます。

 

これで奥様がお一人の時も安心して過ごしていただけますね。

 

ありがとうございましたcherry

 

 

 

☟をクリックして動画をご覧くださいねheart02

 

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物販部 堀田あゆみ

唐木家具とは

 
花梨のダイニングチェアの折れた肘を修理しました。
 
黒檀、紫檀、花梨などの東南アジア原産の堅い木材を使用した家具を唐木(からき)家具と呼び
高級家具と人気があり流行った年代がありました。
この度のお客様もダイニングテーブルと肘付き、肘なしのダイニングチェアのセットを20年以上使われておられます。
背の葡萄の図案が掘ってあり、座面が広くゆったりしています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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一度折れた個所は接着をして目だたないように後ろからビスで揉みます(どうしてか建築・大工さん界隈では揉む・っていいます)
ダイニングチェアの肘部分は座るとき、立ち上がるときに力を入れる場所です。
十分に修理しても体重を預ける箇所なので強度が心配です。
お勧めはしないとお伝えしたのですが、どうしても修理してほしいというたってのご希望で修理する運びになりました。
 
 
お客様ご自身が接着剤で修理を試みたようでしたので、古い接着材などをきれいに取り除いていきます。
新たに接着剤を塗布して再接着し組付けていきます。組付け後は圧力を加えて、
ベルトなどで均等に締め付け固定します。
 
 
 
 
 
 
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斜めに走る痕は隠せませんが綺麗に装着してますshine

 

 

 

 

 

 

 

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どうぞどうぞお気をつけてご使用くださいね。

ありがとうございました。

 

 

 

物販部 堀田あゆみ

 

 

 

 

 

想いをかたちに・・・施設カーテン施工例

こんにちは。

 

今日は高齢者施設の居室のカーテンを替えたご紹介ですhospital

現在のカーテンはご入居の時に付いていたそうです。

もう少しお母様の好みに変えてあげたいというお嫁さんが、ご来店くださいました。

可愛い、きれいな色が良いということで、特にピンクがお好みだそう。

日中はドレープカーテンは開けてレースカーテンで過ごすということで、それでしたら主役になるようなレースカーテンがいかがですか?とお勧めしました。

華やかなお花畑をイメージした刺繍が全面に入っていて、見ていると笑顔になるでしょう。

ドレープカーテンはピンクでもペールトーンで、控えめなラメの艶があっていい感じshine

窓の採寸に施設に伺ったとき、お部屋の引戸は常に開けているようでした。

廊下を通るときにこんな柄が目に入ったら、他の入居者様やスタッフさんも気分もあがりますよね。

 

 

 

こちらはビフォーです。

 

 

 

 

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すっきりとしつつ華やかさもありますでしょ。

 

 

 

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アップにしてみると・・・

風にそよぐ野の草花ぽくて好きな柄行です。

 

 

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お母様はあんまり廻りの事に意識が向いている感じではなかったのですが

掛け終わってお顔を拝見するとニコッと微笑まれて、お気に召していただけたかなと安堵しましたconfident

お嫁さんが、「ずっと良くしてもらってたけど今となっては何もしてあげれないので

せめてお部屋だけでも心地よくしてあげたくて」と仰っていたのが心に残りました。

 

ありがとうございました。

 

 

 

物販部 堀田あゆみcherry

 

 

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