実家×リノベーション
地元を離れていてもできる、
親御さんのためのご実家の改修、再生リフォーム
親御さんに元気で長生きしてもらいたい
ご高齢になられたお父様、お母様をとりまく危険は意外にたくさんありますが、実家リノベーションによって危険を最小限に抑えたり、暮らしの負担を軽減することができます。
けがの防止
つまずき・転倒防止
段差の除去
床の滑り防止
お風呂に手すりの設置
急激な温度変化への対応
風呂の床材を変更(床暖房)
事故の防止
ガスコンロからの出火防止
IHコンロ導入
石油ストーブによる引火を防止
エアコンの導入
犯罪の防止
オレオレ詐欺への対策
インターフォンの設置
押し売りへの対策
防犯カメラ設置
空き巣、強盗対策
防犯照明の設置
どうして実家リノベーション?
当たり前のように暮らしてきた家が、高齢になったお父様、お母様を危険にさらしています。
子供のころから暮らしてきたお家、当たり前のように生活していますが、その造作は若くて元気なころに合わせたもの。お歳を召されたお父様、お母様は気付かぬままに数々の危険に直面されています。わずかの段差でつまづいて倒れ、弱くなった骨が折れてしまうような事故は数多く報告されています。
若いころと違って怖いのは、高齢になると、それがきっかけて寝たきりになってしまったり、後遺症を残して日々の生活がかなり不自由になってしまうことです。足腰が強ければ踏ん張れる浴室やトイレの床も、同様に転倒の危険があります。怪我だけではありません。台所のガスレンジからの出火もよく報告されています。
これらはすべて住宅の欠陥ではありません。ただ、暮らす人がお歳を召されることに、従来の住宅では対応できなくなっているのです。
いつも暮らしている人は危険や不便を「当たり前」として受け入れている
久しぶりに帰省してみると、以前は軽々と出来ていたことができなくなっていたり、危なっかしかったりしているお父様、お母様の姿に驚くことがないでしょうか。ところが、ご本人はできないとも危ないとも思っておられません。
毎日の生活の中で繰り返しているので、それが当たり前になっているからです。少しお家を改修するだけで、驚くほど生活が楽になり、危険が減るのに、当たり前になっているからその発想が浮かばない状態なのです。
将来の介護への備え
お父様、お母様の年齢が上がると、介護への備えも必要になります。現時点で介護機器を入れる必要はまったくありませんが、いざという場合には介護保険を活用し、改修や介護機器を入れる可能性を踏まえた住宅にしておくことで、必要が生じた際にスムーズに対応することができます。
帰省しやすい環境づくり
地元を離れて暮らしていても、お父様、お母様の年齢が上がり、体調がすぐれないことが増えると、お世話をしたり様子を見たりするために帰省されることが増えると思います。 その際に、ご実家に仕事を持ち帰るようなことも考えられます。特に今後はリモートワークが当たり前になると思われますから、ご実家に作業スペースを作ることで、ゆっくりと帰省ができるようになります。
負担なく暮らしていただくための工夫
温度変化のない生活空間
・気密性の向上
・浴室の空調
生活スペースを縮小する
・減築
・生活導線の見直し(物干しの移動など)
扱いやすい機器
・浴室設備
・トイレの設備
・空調機器
取り入れたい5つのポイント
実家のリノベーションを考えるタイミングは、主に二世帯同居や子供たちが家を出て住み方が変わった場合、あるいは「事情があって空き家にしていた実家を復活させる」という状況になった時が多いものです。それだけに「家族のために住みやすく」と、あらゆる箇所を改善したいと思うはずです。
しかし、予算や既存の家の状況・状態には制約がありますから、あれもこれもと迷って手詰まりにならないよう、「ここは優先してリノベーションしよう」というポイントは押さえておきましょう。以下に紹介する5つの項目は、実家のリノベーションに取り入れたいポイントです。
子育てや介護を想定して「動線」に気を配る
実家で将来的に訪れるご家族の転機といえば「子育て」や「介護」が思い浮かびます。リノベーションでバリアフリー化を検討される方は多くいますが、それに加えて「動線」に配慮するだけでも育児や介護がしやすくなります。
特に、介護を受けているご両親の場合、家の中での移動がスムーズにできなければ、外へ出ることが億劫になりがちです。負担の大きい介護担当者を気遣うことで外へ出る意欲を失い、引きこもりがちになることも少なくなりません。動線に気を配り、できるだけ介護する人の負担を少なくしつつ、ご両親がご自分で外出しやすい家にすることはとても大切です。
断熱工事が必要なら、リノベーションと同時に済ませておく
リノベーションが必要なご実家なら、新築から数十年と経った住宅も多いはずです。築年数の古い家の場合は、無断熱であることや、旧来の天然素材などの断熱材が劣化してしまっている可能性もあります。事前に住宅診断などを行い、状況を確認して断熱工事が必要であれば、妥協せずしっかり行っておくのが賢明でしょう。
2階建て以上なら、各階にトイレを設けておきたい
現代の住宅であれば、1階と2階のそれぞれにトイレを設けるのが一般的ですが、数十年前に建てられた家ではトイレは1階のみという場合も少なく有りません。介護や育児の可能性を視野に入れ、リノベーションのタイミングで2階にもトイレを設けておくと、この先の暮らしやすさがぐっと向上します。
親名義の実家の場合は、贈与税や住宅ローン控除について把握しておく
親の名義の実家を子供さんの資金でリノベーションするケースも多くなりますが、親名義の家を子供の資金でリノベーションする場合、子供から親への資金贈与とみなされ、贈与税の対象となります。また、この場合に資金を出した子供さんは、自分名義の住宅ではないため住宅ローン控除が受けられなくなってしまいます。
この場合、リノベーション前に住宅の一部所有権を資金の持ち分に合わせ子供に譲渡し、親子の共同所有とすることで住宅ローン控除が受けられるようになります。ただし、このケースは所有権の譲渡にあたるため、譲渡所得税が課税される可能性がありますが、所有権譲渡を行わない場合にかかる贈与税と比較すれば少額で済みます。
二世帯住宅にする場合、プライバシーの尊重には妥協しない
「もともと家族だったんだから、気を遣わずに暮らせるだろう」と、つい甘く考えがちになる二世帯同居のためのリノベーション。しかし、実の家族といっても世代が異なり、完全に別の生活サイクルで暮らしていた人たちが突然同居を始めると考えれば、そう簡単にいかないこともあるでしょう。
長年離れて暮らしていた場合などは、「別の家族同士が急に同居する」ぐらいの距離感が必要になってくることもありえます。どちらかが、あるいは双方が意に反してストレスを感じてしまう自体にならないよう、双方の生活時間などに関するルールや、共用部分の割り振りなどに気を配った二世帯住宅リノベーションを考える必要があります。
実家リノベーション施工事例
実家リノベーションでは、危険を抑えたり、負担を減らすこと以外に、暮らしを楽しむ要素を取り入れることも大切にしています。
将来、お父様、お母様の年齢が上がると、介護のために滞在しなくてはならなくなることも考えられます。実家に仕事のためのスペースを作っておけば、長期に滞在し、リモートで働くこともできます。
当店で施工した様々なニーズに合わせた実家リノベーション事例をご紹介いたします。
子供、孫が一堂に会することができるダイニング
趣味を実現する空間づくり
ペットと過ごせる家づくり
気軽に泊まって帰れるゲストルーム
実家リノベーションの「お困りごと」解決策のご紹介
『ご実家リノベーション』ならではの難しい点とそれを解決する独自のサービス
お父様、お母様が「ご実家リノベーション』を受け入れて下さらない
「ご実家リノベーション」について同席して説明します。
親御さんにリノベーションを受け入れてもらう方法について、助言させていただきます。
お父様、お母様が遠慮されて費用がかからないものを選択される
金銭等の話は依頼主様とのみ行い、お父様、お母様にはお伝えしないようにします。
依頼主様が離れた地域にお住まいなので時間が合わず、お打ち合わせが大変
電子メール、LINE、スカイプ、zoomでの打ち合わせに対応します。
御兄弟でどのように負担するか決められない
御兄弟での話し合いに参加し、助言をさせていただきます。リモートでの打ち合わせに参加することも可能です。
将来の介護に備える家づくりがよくわからない
バリアフリーや介護リフォームの経験が豊富ですので、介護保険の活用も含めて相談にのらせていただくことが可能です。
中古物件購入+リノベーションのご相談も承っておりますのでまずはお気軽にご相談ください。
当店では、以前から東京や大阪など、広島を離れて暮らしている方がお住いのお父様、お母様のために実家をリフォームされるご依頼を承ってきました。
その際に、親御さんのために行う実家のリフォーム、リノベーションは通常のリフォーム、リノベーションとは少し違った点に注意しなければならないことに気付きました。
当店では、親御さんのために行う実家のリフォーム、リノベーションを『ご実家リノベーション』と名付けて提供することにしました。このページでは、『ご実家リノベーション』の考え方や注意点、それに対応した当店のサービスを紹介します。