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蘇る思い出
こんにちは、今日は冬至ですよ、かぼちゃを食べてゆず湯に入る日ですね。
一年で一番昼が短く、夜が長い日なんだそうです。
さて今回は食堂椅子の張替をしました。
お客様の婚礼の際にお父様がご用意して下さった思い出のある椅子なんだそうです。
背面のペーパーメッシュも所々破れて、座面も凹みが見られます。マルニ木工の品で現在でも販売しており、1脚10万円近くする椅子です。
ご家族はあまり賛成ではないご様子でしたが、お客様自身が綺麗に張替をしたいと兼ねてより悩んでいたようでした。
お見積りも背の素材のグレードや張地の価格で変わってくるのですが、予算内に収まるプランをお作りしたところ
ご決定下さいました。
椅子の張替をするときは前のイメージを大切にしたいお客様と、今度はガラッと替えたいお客様に分かれます。
こちらのお客様はイメージをあまり変えたくないとのことで張地のサンプルの中から2色を選ばれました。
背はこれまでのペーパーメッシュ(紙を細く折り重ねたものを編み込んでます)を似た籐(ラタン)に変えました。
籐の編み方はカゴメ編みと言って強固な編み方です。
張地はグリーンとブラウンのインテリアになじむ2色です。
お届けしたところ、購入した当時の思い出が蘇ったようで少し涙ぐんでおられたのが印象的でした。
良い家具を大切に長く使っていただくお手伝いが出来たこと、私たちもうれしく思います。
ありがとうございました。
物販部 堀田あゆみ